シンガポールで実際に泊まって「ここにして本当に良かった!」と心から感じたマリオット系列のホテルを、旅の目的別に3軒厳選してご紹介します。それぞれが個性豊かで、過ごし方もまったく違う――だからこそ、滞在そのものが旅のハイライトになる。そんなホテル体験を、リアルな視点でお届けします。
【1】Wシンガポール – セントーサ・コーブ
ラグジュアリー×遊び心。非日常に浸る“リゾートホテルの理想形”
セントーサ島のラグジュアリーエリア「セントーサ・コーブ」に位置するWシンガポールは、まさに“非日常”を満喫できる水辺のリゾート。ネオンカラーやアートが溢れる館内は、どこを切り取ってもフォトジェニックで、五感すべてが刺激されます。
広大な屋外プールにはスライダーもあり、ヤシの木に囲まれて泳ぐ時間は、南国リゾートならではの開放感に満ちています。夜はライトアップされた幻想的な空間へと一変し、プールサイドバー「WET Deck」や、ラウンジバー「WOOBAR」で過ごすひとときも格別。
館内のグリルレストラン「SKIRT」では、熟成肉やシーフード料理を堪能でき、食事の満足度も申し分なし。さらにユニバーサル・スタジオやアドベンチャー・コーブといった人気スポットへも車で10分と、アクセスも良好です。
記念日旅行や女子旅、子連れリゾート滞在にもぴったりなこのホテルは、「遊びながら贅沢もしたい」そんなわがままを叶えてくれる場所です。
【2】The Westin Singapore
絶景×静寂。都会の中の癒やしを求める人へ贈る、上質な時間
マリーナベイとCBD(ビジネス街)の狭間に佇むThe Westin Singaporeは、都市型ホテルでありながら、驚くほど静かで落ち着いた空間。32〜46階に広がる施設からの景色は圧巻で、特に35階のインフィニティプールから眺めるシンガポール湾の朝焼けは、今でも目に焼きついています。
全客室には「Heavenly Bed」と名高いベッドが設置され、旅の疲れを忘れさせてくれる快眠体験が叶います。朝食ブッフェはローカルフードからヘルシー系まで幅広く、何度でも通いたくなるクオリティ。24時間使えるジムや、リラクゼーションスパも完備されています。
マーライオン公園やガーデンズ・バイ・ザ・ベイといった観光地へも徒歩圏内で、観光拠点としても便利。都会にいながら心と体をリセットできるこのホテルは、ビジネス利用はもちろん、大人のひとり旅や夫婦での滞在にもぴったりです。
【3】21 Carpenter(Design Hotels™)
歴史と現代アートが融合する、静かな美術館のようなホテル
チャイナタウンとクラークキーの中間に位置する21 Carpenterは、全48室の小さなデザインホテル。1930年代の送金所ビルをリノベーションした建物で、館内には詩やアートが静かに溶け込んでおり、まるで美術館に滞在しているかのような気分になります。
客室はウッド素材を活かした温もりある空間。必要なものだけが整っていて、無駄がない。そんな“静けさと余白”のある設計が、旅の疲れをそっと癒やしてくれます。屋上ラウンジからは歴史ある街並みを一望でき、自転車を借りての街歩きもおすすめ。
館内レストラン「Kee’s」では、ミシュラン経験を持つシェフの料理が楽しめ、ホテルを出なくても充実した時間を過ごせます。大型ホテルでは味わえない、落ち着いた滞在を求める人にこそ訪れてほしい隠れ家です。
✨まとめ:滞在そのものが“旅になる”ホテルを選ぼう
どのホテルにも共通していたのは、空間とサービスに「物語」があること。ただ泊まるだけではなく、そのホテルにしかない景色・体験・人との出会いが、旅を何倍も豊かにしてくれました。
「ラグジュアリーな島リゾート」ならWシンガポール、「静かで安心できる都会滞在」ならThe Westin、「文化と芸術を感じる空間重視」なら21 Carpenter。あなたの旅の目的にぴったりの1軒が、きっと見つかります。